カステル・バジャック

カステル・バジャック

カステル・バジャックとは?

カステル・バジャックとは本名ジャンシャルル・ド・カステルバジャック(Jean-Charles de Castelbajac)というアンチ・モードの旗手とよばれるフランスのデザイナーです。1949年にモロッコのカサブランカというところで生まれ、その後フランスへ移住しました。

初めてのコレクションは1974年に発表し、その後現在も活躍する前衛的なプレタ・ポルテのデザイナーです。カステルバジャックの日本での初コレクションは1977年に開催して、その後スポーティーなカジュアルファッションを世界中に定着させました。

カステルバジャックのコレクションは全てレディース・ラインでしたが、1980年からはメンズ・ラインも初めて紳士服なども手がけ始めました。

カステル・バジャックのモットー

カステル・バジャックのモットーは、「僕の作品は女性が動くためにある。女性を束縛せず、丈夫で長持ちする服を目指し、決して流行の服は作らない」であり、実際の作品はラフで実用性の強い・四角なシルエットなど流行を無視したような創作姿勢です。

また色使いはとてもカラフルでアンチ・モードの旗手と呼ばれている。またカステル・バジャックは熱烈なオートバイ愛用者としても有名です。現在は大阪にカステル・バジャックの専門店をオープンしたり、オートクチュールに挑戦するなどの活躍をしています。

またライセンス契約によるスポーツラインが3ブランドもあり業績は順調に右肩上がりです。ちなみにプレタ・ポルテとはすぐに着られる服という意味のフランス語で、既製服を意味します。オートクチュール(高級注文服)とは逆の意味で使われます。

カステル・バジャックの作品

カステル・バジャックの作品は、軍隊用の毛布・魚網・包帯・テント地・ブランケット・スポンジ・シャワー室のカーテンなど普通のデザイナーは絶対に使わないような、意外性の強いマテリアルを使ったりします。特にカステル・バジャックの作品で有名なのが、アートとファッションの融合を試みた「ローブ・タブロー」です。

またその他にも、歴史上の人物をプリントしたチュニックやテディベアの縫いぐるみをつなぎ合わせたコートなどの楽しいアイデアの服が特徴的です。更に2着が繋がったポンチョやカラフルな羽の透明なダウンジャケットなどもあります。

最近はこだわりのブレスパーツ配置、ギザギザにカットされたベゼル周りにも斬新な抵抗感がキラリとしていて、その上インデックスにも数字の縁取りを配置するという軽妙なデザインを採用し、とことん「カステルバジャック」らしさを追求したクロノグラフも発表しています。

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